モノづくりとは文字通り何か「モノ」を作ることですが、具体的には日用品、ソフトウェア、アプリ、WEBサイト、更には自動車、建築物などジャンルやスケールは無数にあります。
また、「モノづくりに携わる仕事につきたい」「モノづくりがしたい!」というように「モノづくり」というキーワードはある種、夢を追いかける人々のスローガンのようにも感じられます。
今回はこの「モノづくり」をする(したい)人がアルコールとお別れしたほうがいい3つの理由を自分なりにまとめていきます。
モノづくりには「やる気」が必要
トップの画像は私が学生の頃に作成した「カラーライントレースカー」です。学校の課題で作成したものですが、課題だから仕方なくやるという気持ちは全く無く、約半年の期間で1日あたり3~6時間かけて作成しました。
ものすごいエネルギーを費やした作品でした。しかも作り始めた最初のころはとてつもなく地味であるだけでなく、目指している形にたどり着ける保証は全くありませんでした。

「モノづくり」とは作りたいモノを絶対に作ってみせるという信念がないと無理です。完成までの道のりでぶつかるいくつもの壁は簡単には超えられるものではなく、全力を振り絞って何とか糸口が見えるくらいです。やっと見えた小さな糸を何としても引っ張り出して答えに向かって突き進んでいく「やる気」がモノづくりには絶対必要です。
ちなみに上の写真は液晶に黄色を表示させているだけの様子です。沢山の配線をして、マイコンから決まった信号を送信しています。1ヶ月位かかりました。地道ですね。
理由1:アルコールは「やる気」を奪う
壁を超えていくためにはその先にある達成感や喜びを求めて猛進します。「達成感」「喜び」を得ることで気持ちよくなりたいから、辛くても頑張っているのです。
そんな壁を超えるための「やる気」をアルコールはお手軽に脳を気持ちよくさせることによって奪っていくのだと私は思います。
人間というのは何かしら脳を気持ちよくさせる事を定期的にやっておく必要があるんだと思います。アルコールでお手軽に酔っ払う習慣がついてしまったら、地道に頑張って達成感を得るようなやり方は効率が悪いのでどうしてもサボってしまいます。

こちらの写真はカメラで捉えた映像を液晶に表示しているだけの様子です。3ヶ月位かかったと思います。出来たときはめっちゃ気持ちよかったです。
モノづくりには「頭脳」が必要
モノづくりをしていると必ず壁にぶつかります。逆に一度も壁にぶつからないようなモノづくりはあえて「モノづくり」とは言わないでしょう。単なる「作業」です。生産する手順がマニュアル化され、誰でも少し練習すれば作れるようになる作業はほとんど頭を使いません。

こちらの写真は先程のカメラと液晶を動かすためのプログラムの一部です。プログラムというのは闇雲に頑張れば作れるというものではなく、「どうしたら動くか」「なぜ動かないか」という風に常に頭を使って考えています。頭を回転させないとモノづくりは絶対に出来ません。このカメラと液晶の場合はカメラから送られる信号をマイコンで処理して液晶に送信するプログラムの間違いを何個も修正してやっと動かすことが出来ました。
理由2:アルコールは「頭脳」を奪う
ちなみにこの作品を作ったのは5年ほど前ですが断酒をしていたかというとそうではなく、ほとんど飲まないというレベルだったかと思います。
ただ、何かのタイミングでアルコールが入ったままプログラミングをしたことがありますが、ほとんど何も出来なかった記憶があります。
いろんな考えは巡ってくるのですが、まとまりがなく時間をかけても結局失敗してふりだしに戻る。そういったことの繰り返しで結局YouTubeみたりして頭を使わないことに逃げていました。
モノづくりには「時間」が必要
こちらの動画は作品が完成した際に撮影したデモ動画です。制作開始~完成・発表まではっきり覚えていませんが約半年間土日を除く毎日3時間取り組んだとして、26週間×5日×3時間=390時間かかったと言えます。
390時間というとあまりピン来ないかもしれませんが、ビジネスの世界でいうと160時間が一人が1ヶ月に働く労働量なので、およそ2ヶ月以上の労働量といえます。給料に換算すると月20万だとして二ヶ月で40万ですね。
細かい計算はいいとして、言いたいことは「時間」は絶対必要だったということです。
当たりまえ過ぎて、変に聞こえるかもしれません。少し視点を変えるなら「毎日3時間」を確保する必要があった。ということです。
「毎日3時間」って意外と難しいと思います。ご飯食べたり、仕事したり、寝たり、テレビ見たり、YouTube見たりというような一日の中で3時間という時間を捻出することって結構、勇気とエネルギーが必要です。
理由3:アルコールは「時間」を奪う
一日3時間を作るのが難しいとは言うものの、冷静になって毎日していることを書き出して整理してみると、3時間程度の余裕は誰にでも作れるはずです。じゃあなぜ多くの人が時間が無いと勘違いしているのでしょうか?

私は思います。時間が無いと感じている人の多くが、お酒を飲むことと、その前後の処理に多くの時間を費やしているのではないかと。
お酒を飲んでいる時間だけでなく、酒を買いに行く、飲み会に行く、二日酔いで寝込むといった時間もすべて考慮すると1週間でどれくらいの時間を使っているでしょうか?
飲み会に行けば一回で軽く6時間以上は消費します。一人で飲むにしても先に述べたようにアルコールは「やる気」と「頭脳」を奪うので18時に帰ってきてアルコールを飲んでしまうとその時点で寝るまでの6時間を失っている状態に近いと言えます。
「やる気」「頭脳」「時間」
以上、モノづくりをする上でお酒を飲まないほうが良い理由を紹介させていただきました。今回の内容はあくまでも私の個人的な経験に基づく考えですが、私はいままでモノづくりをある程度頑張ってきて、IT企業でモノづくりの現場をみたり、軽いアルコール依存になったことがありますので、参考になる情報があれば少しでもあればいいなと思い、記事を書かせていただきました。
アルコールとの関係を見直して素晴らしいモノづくりをするきっかけになってくれれば嬉しいです。一緒に頑張っていきましょう



