断酒

飲酒による幸せは錯覚

子供が大人になる過程で得る体験はどんなことであっても記憶にしっかりと刻まれていくものだと思います。車の運転、初めてのアルバイトなど様々ですが、そのなかでも飲酒という行為は「酔う」という形で自分自身を変化させることのできる魔法のような力を持っているように感じていたと思います。

実際にお酒に含まれるアルコールによって気持ちは高ぶり、多幸感を得ることができます。そのためか、アルコールはあらゆる場面でその瞬間をより幸せなものにするべく、当然ように提供されているものです。

ではもし仮にアルコールがあらゆる場面で提供されていなかったらどうなるでしょうか。ほとんどの人がそんなの退屈であるに決まっていると思うはずです。なぜなら楽しかった思い出の多くにはアルコールの存在があったからです。

楽しかった思い出のほとんどがアルコールと共にあるという状態は私は悲しいことだと思います。楽しい思い出はできればシラフで作りたいものです。たくさん飲んで馬鹿騒ぎした事を無理矢理自分に楽しかったと言い聞かせてはいないでしょうか?冷静に振り返ってみるととても恥ずかしく感じ、他人に迷惑をかけてしまって罪悪感を感じているというのが本音ではないでしょうか?

とても多くの人が、自分の経験を「幸せだった」と正当化したいのではないのでしょうか。そしてこれからも幸せな人生を築いていくならお酒は必要だと考えているのではないでしょうか。

お酒を飲むことで幸せなのその瞬間だけだと私は思います。しかもその幸せは虚構です。何度もお酒を飲むことで幸せが蓄積されるということはないです。

本当の幸せを手に入れたいならシラフで地道に頑張りましょう。小さくても確実な幸せを積み上げることができます。

まとめるとタイトルの通りですが、アルコールによって得た楽しい・幸せな経験というのはあくまでも錯覚です。本当に中身のある貴重な経験を得たいならシラフが一番です。最初は緊張してできることは少ないと思いますが、まずは数をこなしてみることが大事です。これから大人になる人も、もう大人になってしまった人もこれからはシラフでいろんなことにチャレンジしてみませんか?

これからの皆さんの素晴らしい人生を期待しています。

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